estceque’s blog

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Mac mini (Early 2006)でWindows 10 Pro (32-bit)を動かす

Mac mini (Early 2006)にWindows 10の32-bit版を入れることができました。

インストールの手順を記録しておきます。

 

準備するもの

- Mac OS X Snow Leopard インストールDVD

- 空のDVDディスク

- Windowsマシン (DVDドライブ搭載)

Mac OS X Snow Leopardのインストール

1. Snow LeopardのインストールDVDを挿入し、DVDから起動する

2. ユーティリティ>ディスクユーティリティからHDDを1パーティション (OS X 拡張 (ジャーナリング)、GUIDパーティションテーブル)にする

3. 作成したパーティションMacをインストール

 

Snow Leopardのアップデート

1. アップルメニューからソフトウェア・アップデートを起動

(推奨されませんが、インターネットに接続する必要があります)

2. ソフトウェアアップデートをインストールする

※一度にすべてまとめてインストールしようとするとうまくいかないことがあります

 

Windows 10 ISOファイルの入手

(ここからはWindowsマシン上で作業を行います)

最近のPCではUSBからWindows 10をブートすることができますが、古いMacではUSBからブートできない場合が多いです。

DVDからインストールするほうが確実です。

1. Microsoftのサイトからメディア作成ツールをダウンロード

2. メディア作成ツールを用いてISOファイルをダウンロード

(32-bit版のみをダウンロードするようにしてください。両方を選択するとISOファイルのサイズがDVDの容量 (4.7GB)を上回ってしまうので注意してください。)

 

Windows ADKを適用する

Windows ADKを用いて、DVDから起動した際にEFIモードでブートするように設定してやる必要があります。

この作業を行わないとDVDをブートした際に"Select CD-ROM Boot Type:"と訊かれたまま先に進めなくなってしまいます。

1. MicrosoftのサイトからWindows ADKをダウンロード

2. Windows ADKをインストールする (Deployment Toolsだけ入れれば大丈夫です)

3. 先ほどダウンロードしたISOファイルをマウント (ダブルクリック)する

(ISOファイルがDドライブにマウントされたとします)

4. Windows ADKよりインストールされた展開及びイメージング ツール環境を管理者として実行する

5. 次のコマンドを入力する

oscdimg -n -m -bD:\boot\etfsboot.com D:\ C:\Windows10.iso

 

Windows 10 インストールDVDの作成

1. Cドライブ直下に作成されたWindows10.isoを空のDVDに書き込む

 

パーティションの作成

(再びMacに戻ります)

1. Boot Camp アシスタントを起動する

2. パーティションを分割する

 

Windows 10のインストール

1. 先ほど作成したDVDを挿入

2. option (alt)キーを押したまま起動

3. ブートメニューからDVDを選択

4. 指示に従い、WIndows 10をインストールする

 

ドライバのインストール

1. AppleのサポートページからBoot Camp ソフトウェア4.0.4326をダウンロード

2. ZIPファイルを展開しDriversフォルダ内のインストーラを片端からインストール

(特にIDT SigmaTelのSigmaTelSetup.exeをインストールすると内蔵のサウンドが使えるようになります)

 

以上で作業は終了です。

Boot Campコントロールパネルの32-bit版がないため使えない機能が多少はあるものの、使用する分には支障はないでしょう。

 

みなさんもWindows 10でMacに第二の人生を与えてみてはいかがでしょうか?